心の家路
不思議な力
WHY WE WERE CHOSEN

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2005/12/06 

WHY WE WERE CHOSEN

不思議な力

GOD in His wisdom selected this group of men and women to be purveyors of His goodness.
神はその英知により、自分の慈愛の分配役として、このグループの人々を選ばれた。

In selecting them through whom to bring about this phenomenon,
神は、この不思議な力を運ぶ者を選ぶにあたって、

He went not to the proud, the mighty, the famous or the brilliant.
尊敬を集める人々、権力を持つ人々、有名な人々、才能溢れる人々のところへは行かれなかった。

He went instead to the humble, to the sick, to the unfortunate.
かわりに神は、みすぼらしく、病気で、不運な人々のところを訪れた。

He went right to the drunkard, the so-called weakling of the world.
すなわち、飲んだくれのところへ、世の中でもっとも頼りないとされる者のところへとやって来られた。

Well might He have said to us
そして、こう言われた。

Unto your weak and feeble hands I have entrusted a power beyond estimate.
わたしは、この計り知れない力を、あなたたちの弱い、力無い手に委ねた。

To you has been given that which has been denied the most learned of your fellows.
あなたたちに与えた力は、人々の中で最も教養のある者でさえ、それを拒んだものである。

Not to scientists or statesmen, not to wives or mothers,
科学者にでもなく、政治家にでもなく、また妻たちや母親たちにでもなく、

not even to my priests or ministers
ましてわたしの司祭や牧師たちにでもなく、

have I given this gift of healing other alcoholics which I entrust to you.
わたしはあなたたちに、他のアルコホーリックを癒す力を委ねた。

It must be used unselfishly; it carries with it grave responsibility.
その力を利己的に用いてはならない。その力には重大な責任が伴っているのだ。

No day can be too long;
無駄にして良い時間など無い。

no demands upon your time can be too urgent;
助力の求めを先延ばしにしてはいけない。

no case be too pitiful;
どのケースも同情し過ぎることはない。

no task too hard; no effort too great.
困難すぎる努力も、つらすぎる苦労もない。

It must be used with tolerance for I have restricted its application to no race, no creed, and no denomination.
わたしはその力の適用を、どんな人種にも、どんな教義にも、どんな宗派にも限りはしなかった。だから寛容さを欠いてはならない。

Personal criticism you must expect;
個人的に非難を受けることもあるだろう。

lack of appreciation will be common;
正しく評価されないのが当たり前である。

ridicule will be your lot;
嘲笑を浴びることも多いだろう。

your motives will be misjudged.
あなたたちの動機は誤解を受け、

You must be prepared for adversity, for what men call adversity is the ladder you must use to ascend the rungs toward spiritual perfection,
反対されることも覚悟しておかなければならない。人々の反対の声は、あなたたちがスピリチュアル(霊的)な完全性へと登る梯子の横木になるのだ。

and remember, in the exercise of this power I shall not exact from you beyond your capabilities.
だが、憶えておいて欲しい。この力を使うにあたって、わたしはあなたたちに、決して出来ないことを命じたりはしないのだということを。

You are not selected because of exceptional talents,
あなたたちが選ばれたのは、特別な才能があったからではない。

and be careful always, if success attends your efforts not to ascribe to personal superiority that to which you can lay claim only by virtue of my gift.
だから、もし努力が報いられることがあっても、それを自分たちの優秀の証と考えるのではなく、わたしが贈った力によって成し遂げられたと述べるよう、いつも注意を忘れないようにしなさい。

If I had wanted learned men to accomplish this mission, the power would have been entrusted to the physician and scientist.
もしわたしが、この使命を果たすために、教養ある人物を望んだのならば、この力を医師や科学者に委ねただろう。

If I had wanted eloquent men, there would have been many anxious for the assignment, for talk is the easiest used of all talents with which I have endowed mankind.
もしわたしが、雄弁な人物を望んだとしたなら、候補者には事欠かなかったであろう。なぜなら、わたしが人類に授けた能力の中で、もっとも利用しやすいのは言葉なのだから。

If I had wanted scholarly men, the world is filled with better-qualified men than you who would be available.
もし私が学者を望んだとしたなら、世の中にはあなたたちより優れた人たちがたくさんいる。

You were selected because you have been the outcasts of the world and your long experience as drunkards has made or should make you humbly alert to the cries of distress that come from the lonely hearts of alcoholics everywhere.
あなたたちが選ばれたのは、あなたたちが世の中から見捨てられた者だったからである。あなたたちは、酒飲みとしての長い経験によって、いたるところに居るアルコホーリクの、孤独な心があげる悲痛な叫びに、謙虚に耳を傾けられるようになっているか、これからそうなれるはずだからである。

Keep ever in mind the admission you made on the day of your profession in AA namely that you are powerless and that it was only with your willingness to turn your life and will unto my keeping that relief came to you.
あなたたちがAAに入った時に、自分が認めたことを、いつも忘れないでいるようにしなさい。自分が無力であり、自分の意思と生き方をわたしの配慮に進んで委ねようとするときにこそ、助けが得られるということを。

Anonymous
無名


以前に存在した 「ピート田中訳」 とはまったく新しい訳を、と思っていたのですが、最終的に出来上がったものは、ほとんどかわらないものになってしまいました。 訳出に関する指摘などは歓迎です。

最初にこの文章に触れたときの驚きは、いまでも忘れることができません。 その文書の先頭には 「AAにいるアルコール中毒者へのメッセージ」 と書かれ、末尾には AA日本ゼネラルサービスオフィスの文字と電話番号。 評議委員会承認以外の出版物が出されていた頃(というか評議会そのものが無かった頃)、これに限らず 『スツールと酒ビン』 とかがAAの名義で出版され、何でもありありだった時代があったのでしょうね。 それを僕に手渡してくれた人に感謝します。

原文は、alt.recovery.org の記事に、アメリカのアラスカ州のグループに伝わる文章として投稿されたものですが、たぶん、もっと一般的なものなのでしょう。

一旦訳したのですが、バックアップの無いハードディスクの破損(失われた9ヶ月)で失ってしまいました。 今回は、仕事中にこっそりサボって訳したものです。