向精神薬の処方で注意喚起―厚労省

医療介護ニュース:向精神薬の処方で注意喚起―厚労
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/28288.html

 厚生労働省は6月24日、向精神薬の適切な処方について、都道府県や日本医師会などにあてて通知を出した。自殺傾向が認められる患者に向精神薬などを処方する場合は、個々の患者の状況を踏まえて投与日数や投与量に注意を払うなど、一層の配慮を行うよう、管下医療機関や会員に周知するよう求めている。
「向精神薬等の過量服薬を背景とする自殺について」(厚生労働省)
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/pdf/1006281.pdf
最近の厚生労働科学研究において、精神科に受診していた自殺者が、自殺時に向精神薬その他の精神疾患の治療薬(以下、「向精神薬等」という。)の過量服薬を行っていた例(薬物が直接の死因ではない場合を含む)が多くみられるという結果が出ております。また、最近の報道にもみられるように、向精神薬等の適切な処方について国民の関心が高まっていること等も踏まえ、自殺念慮等を適切に評価したうえで、自殺傾向が認められる患者に向精神薬等を処方する場合には、個々の患者の状況を踏まえて、投与日数や投与量に注意を払うなど、一層の配慮を行っていただくよう、貴会員に周知方お願い申し上げます。
こころを救う:向精神薬、過量投与に注意促す 厚労省、日医などに初通知
http://mainichi.jp/select/wadai/kokoro/archive/news/2010/06/20100626ddm041040058000c.html魚拓

 医療機関で処方された向精神薬を飲んで自殺を図る人が増えている問題で、厚生労働省は、処方する際に長期、多量となるのを避けるなど細心の注意を払うよう日本医師会(日医)などの関係団体や自治体に通知した。厚労省によると、国が自殺予防の観点から医療機関に向精神薬の過量投与に注意を促すのは初めて。

 通知は24日付で、都道府県や政令市のほか、精神医療にかかわる日本医師会、日本精神科病院協会、日本精神神経科診療所協会など8団体の責任者にあてて出された。

 厚労省研究班が遺族との面接を通じて自殺者76人について調査したところ、半数が死亡前の1年間に精神科か心療内科を受診。このうちの約6割が、直接の死因でない場合も含め、処方された向精神薬を自殺時に過量服薬していた。

 通知はこうした調査を基に、患者が自殺する可能性を考慮して向精神薬の投与日数や投与量に一層の配慮をするよう求めている。【江刺正嘉、奥山智己】
こころを救う:向精神薬、過量投与に注意促す 防衛医大防衛医学研究センター教授の話
http://mainichi.jp/select/wadai/kokoro/archive/news/2010/06/20100626ddm041040059000c.html魚拓

 ◇自殺問題に詳しい防衛医大防衛医学研究センターの高橋祥友教授(行動科学)の話

 「過量服薬は勝手にやることだからやむを得ない」という話ではない。医師は「命を絶つために薬を渡しているのではない」というメッセージを伝えなければならない。また、前回の診察で出した薬を持ってきてもらい、ためていないかチェックしたり、通院期間を短くして薬を多く出さない工夫も必要だ。

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