2011年4月アーカイブ

悩ましいアルコール0%

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悩ましいアルコール0%
(朝日新聞2011年1月8日紙面)
妊婦・子どもへの販売に異論

 お酒のようでお酒ではない、ノンアルコールビール。ハンドルを握る立場でも安心してビール気分が味わえると人気で、売れ行きは2年で7倍と絶好調だ。しかし「妊婦への売り込みはやめて」「子どもには売るべきではない」など異論も出てきた。新しい発想の飲み物だけに、「つきあい方」に悩む人も少なくないようだ。(角谷陽子)

キャンペーン中止

 「ああ、おいしい」。第一子に授乳中だった2009年、初めてノンアルコールビールを口にした会社員の女性(36)は、1年ぶりの「あの味」に涙ぐみそうになった。
 赤ちゃんに悪影響を与えるのが心配で、妊娠がわかってからずっと禁酒していた。だが、授乳中はのどが渇く。家族が食事する時は、みんなビールをゴクゴク。「代替品が出てきて本当にありがたいと思った」という。
 「こんな飲み物を待っていた」。キリンフリーを09年春に発売したキリンビールには、妊産婦から好意的な電話が相次いだ。ニーズがあると判断した同杜は10年春、妊婦が公園でフリーを飲むテレビCMを放送。5月の母の日の前には、産院で商品を配るキャンペーンも予定していた。
 ところが「待った」がかかった。アルコールなど依存性薬物問題に取り組むNPO法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)が、「酒を飲む若い女性が増えており、妊娠・授乳期は飲酒習慣を断つチャンス。ビールの代替物を飲み続けていると、また酒を飲む生活に戻ってしまう」と、キャンペーンをやめるよう要望書を出した。キリンはキヤンペーンを中止した。

依存の問題は残る

 キリンがアルコール0・00%をうたう商品を売り出したのはCSR(企業の社会的責任)の一環で、「飲酒運転をなくしたい」との思いがあったという。実際、ゴルフの後に運転して帰る時や、酒を飲めないのに酒席に出なければならない場合に重宝され、各社も相次いで発売、需要が一気に広がった。
 一方、この商品は「飲酒習慣」という精神的な依存の問題までゼロにしたわけではない。アルコール依存症専門病院の新生会病院(大阪府和泉市)には通院患者から「ノンアルコールビールなら飲んでいいか」という質問が届いている。
 アルコール依存症には、アルコールが切れると汗が出たり手が震えたりする身体依存と、「酒がないといられない」「物足りない」と思う精神依存がある。
 「ノンアルコールビールは確かにアルコールは摂取しないが、精神的にはビールを飲む行為と極めて近い」と和気浩三院長。「酒がない生活への回復を妨げる恐れがある」として、患者に飲まないよう指導している。

店頭の年齢確認は

 さらに悩ましいのが、「未成年者に飲ませていいのか」という問題だ。
 酒税法で酒類とは、アルコール分を1%以上含むものを指す。このためノンアルコールビールは含まれず、各杜は「炭酸飲料」と表示する。未成年者飲酒禁止法も、禁じる「酒類」に明確な定義はない。未成年者がノンアルコールビールを飲んでも、法的には問題は生じない。
 しかし、消費者団体の主婦連合会は「本物のビールを飲むことへの垣根を低くする」として、未成年者が飲むことには反対の立場だ。実際、メーカーも缶には「20歳以上を想定して開発した商品」なとと刷り込んでいる
 小売り側も困惑気味だ。関西スーパーは、店頭で声をかけてまで、購入者が20歳以上かは確認していないという。全国小売酒販組合中央会(東京)はなるべく酒の周辺に置いて売るよう伝えているが、「酒ではないので、20歳未満に売らないとも言えない。そこが悩ましい」(担当者)という。

National Recovery Month

National Recovery Month
http://www.recoverymonth.gov/

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September is  Recovery Month Recovery Month promotes the societal benefits of treatment for substance use and mental disorders, celebrates people in recovery, lauds the contributions of treatment providers, and promotes the message that recovery in all its forms is possible. Recovery Month spreads the positive message that behavioral health is essential to overall health, that prevention works, treatment is effective and people can and do recover.

9月は(アメリカ)政府の定めた「回復月間」です。物質乱用・精神病治療の社会的意義を周知し、回復中の人を讃え、治療提供者の貢献を賞賛し、あらゆる形の回復が可能であるというメッセージを発信します。「回復月間」は健康な行動が健康全体に寄与すること、予防は有効であり、治療には効果があり、すべての人が回復できるというポジティブなメッセージを広めます。
「震災復興アクション(キックオフイベント)」

日時:2011年4月29日(祝日) 14:00~16:00/開場13:30
場所:雑司が谷地域文化創造館 多目的ホール (東京メトロ副都心線雑司が谷駅直通)
参加費:1,000円
 ※ご来場者様には、シルバーリボンのピンバッチもしくはステッカーを配布いたします。
(こちらの催しによる収益は、シルバーリボン震災復興アクションを通じ、震災地の復興支援に使用させて頂きます)

コンテンツ:
 14:00~ シルバーリボン震災復興アクションの概要説明
 14:30~ 現代心理研究会の志茂田典子先生による「災害時のメンタルヘルス」にまつわる講義
 15:30~ コーラス&まとめ(被災地に向けて心あたたまる「応援メッセージ」の募集)

なお、ご質問等がございましたら、下記連絡先まで気軽にお問い合わせください。
主催:特定非営利活動法人 シルバーリボンキャンペーン横浜
  (現在シルバーリボンジャパンに名称変更手続中)
URL: http://www.silver-ribbon.com/
E-mail: info@silver-ribbon.com

ギャンブルに後悔は大事、脳の機能が勝負に影響
共同通信(2004年5月21日)

ギャンブルに勝てないのは、脳の「後悔」を感じる場所がうまく機能していないため―フランスの国立科学研究センターなどの研究グループがこんな研究結果をまとめ、2004年5月20日付の米科学誌サイエンスに発表した。

脳の額近くにあり、意思決定や物事への心配に関係するとみられる「眼窩(がんか)前頭皮質」という領域に注目。ここに障害がある人と健康な人に、実際に金をかけてルーレットのようなゲームをしてもらって調べた結果、障害がある人は「後悔」を示す感情が極めて弱く、負けも大きなマイナスになったという。

ゲームは、コンピューター画面上にある2つのルーレットのうち、一方を選びクリックして回す。結果が出た時、もう一方のルーレットを選んでいた場合の結果を知らせたケースと、何も知らせないケースに分け、気持ちの良しあしを11段階評価で回答してもらった。

『嗜癖する社会・依存する大人たち』 成増厚生病院診療部長 後藤恵
http://www.hnpo.comsapo.net/weblog/myblog/478/32847#32847

第10回今治市民公開セミナーでの基調講演(今治市中央公民館)2010年11月28日
日本断酒連盟発行「かがり火 第162号」(2011年3月1日付)より転載

PDF http://www.hnpo.comsapo.net/img/u478/MI32847_083E.pdf

「酒を飲みたい」欲求は遺伝子によって決められていた!?
http://rocketnews24.com/?p=88797魚拓

研究者が酒癖に関する遺伝子を見つけた。インペリアル・カレッジ・ロンドンとキングス・カレッジ・ロンドンが率いる国際研究プロジェクトの調査で、AUTS2と呼ばれる遺伝子がアルコールの消費量に影響していることが判明したのだ。

AUTS2はもともと自閉症や注意欠陥・多動性障害と関連する遺伝子であることが研究でわかっていた。この遺伝子の働きはまだ解明されていないが、調査によると珍しいタイプのAUTS2遺伝子を持っている人は、よくあるタイプを持っている人と比べてアルコール消費量が5パーセント低かったのである。

AUTS2は、欲求や快楽に関する刺激に反応する脳の「報酬系」において最も活発な遺伝子である。つまり、アルコールが飲みたいという欲求をこの遺伝子が制御しているかもしれないということだ。

今回の調査で研究チームは、被験者2万6000人のDNAサンプルを分析してアルコールの消費量に影響する遺伝子を探し、さらにこの調査結果を2万1000人の被験者を使ったもう一つの調査結果と照らし合わせた。その上で、AUTS2のメッセンジャーRNA(遺伝子から情報を読み取りタンパク質を生成するためのメッセンジャー)が脳内にどれだけ存在しているかを調べたところ、低いアルコール消費量と関連する遺伝子タイプを持つ人の脳でより多くのメッセンジャーRNAが生成されていた。AUTS2は、アルコール消費量が低い人の脳で活発に活動しているのだ。

「人間がアルコールを飲む理由は様々だが、今回特定された遺伝子が飲酒習慣に関係していることが分かり、『アルコールを飲む』という行為の生物学的根拠をより深く理解することができる。これはアルコールの乱用や依存症の一人一人に合った予防法および治療を開拓するための重要な一歩である」と研究チームのガンター・シューマン教授は話す。

遺伝子が飲酒の習慣をコントロールしているということは興味深いが、酒癖を遺伝子のせいにして開き直らずに、自分の傾向を理解した上で遺伝子に負けない人間になることも大切なのではないだろうか。

(記者:Kanako Otomo)

参照元:physorg.com魚拓)、dailymail.co.uk魚拓
薬物依存者の就職題材にあす勉強会 津で三重ダルク
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110416/CK2011041602000104.html魚拓

 薬物依存者のリハビリ施設・三重ダルク(津市)は、重複障害がある薬物依存者の就労支援をテーマとした勉強会を17日に津市桜橋の県社会福祉会館で開く。

 同施設には発達障害や知的障害がある利用者もおり、薬物を断ち切っても就職先が見つからないケースがある。勉強会では東紀州のミカン園に入所者を派遣し、自立につなげる同施設の取り組みを紹介。名古屋市の臨床心理士西野敏夫さんが「『働く社会人』になれるケア・サポートの方法」と題して講演する。午後1時半~4時半で参加費1000円。申し込みは不要。問い合わせは、三重ダルク=電059(222)7510=へ。 (鈴木龍司)
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 自殺予防総合対策センター
被災地支援に行かれる方へ
避難所への支援物資にアルコールを入れないで
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/hisaichisien.html

 東北関東大震災から1ヶ月がすぎました。交通機関の回復とともに、支援物資を携えて被災地入りの準備を進めている方も少なくないでしょう。しかし、被災地に出発する前にもう一度だけ、支援物資の内容を見直して欲しいのです。支援物資のなかに、アルコール飲料は含まれていないでしょうか?

 平成7年の阪神淡路大震災の際、全国から避難所に届けられた救援物資のなかには、相当量のアルコール飲料が含まれていたといわれています。確かに日本人の感覚では、お見舞いのための「一升瓶」は、ごく自然な発想かもしれません。

 しかしその結果、震災後1ヶ月以降より、避難所の被災者のあいだでは、酩酊での口論や暴力といった人間関係のトラブルが目立つようになり、さらに時間が経過すると、アルコール性の内科疾患やアルコール依存症が増えていきました。また、震災後、孤独死した高齢者の多くが、生前、避難所で増えた飲酒量が減らないまま、仮設住宅にこもってアルコールで寂しさを紛らわせていた方であったといわれています。

 私たちは、阪神淡路大震災の教訓を無駄にしてはならないと思います。現在、避難所にいる被災者の方々もまた、まちがいなく、不安と喪失感を抱えながら我慢の多い生活を強いられているはずです。疲労も限界に達していることでしょう。このような状況での飲酒はとても危険です。ふだんよりも飲酒量が多くなりがちですし、比較的少量でも悪酔いし、人間関係のトラブルを引き起すことがあります。避難所は静かで落ち着いているように見えたとしても、それぞれの方がストレスをかかえて過ごしている場所です。そのような環境では、アルコールが思わぬ「爆発」を引き起しかねない危険物となりうることを忘れてはなりません。

 私たちは決して、「被災者はアルコールを飲むな」といっているのではありません。ただ、これから支援に行かれる方にお願いしたいのです。「避難所への支援物資にアルコールを入れないで下さい」。

第33回日本アルコール関連問題学会全国大会

第33回日本アルコール関連問題学会全国大会
http://www.hosp.go.jp/~hizen/al/al_index.html

【日程】2011年7月22日(金)7月23日(土)
【会場】
 グランデはがくれ アバンセ
 http://www.grande-hagakure.com/access.html
【主催】
 日本アルコール関連問題学会
 九州アルコール関連問題学会
【事務局】
 独立行政法人 国立病院機構 肥前精神医療センター
 〒842-0192
 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津160
 TEL0952-52-3231 FAX0952-53-2864
   http://www.hosp.go.jp/~hizen/

スケジュール
  会長講演・特別講演①②
  職能分科会①②
  公開シンポジウム①②
  シンポジウム
  基礎講座①②
  専門講座
  職能分科会①②
  ワークショップ
  分科会①~⑤
  オープンミーティング
  ポスターセッション
 http://www.hosp.go.jp/~hizen/al/schedule/schedule.html

シリーズ 大人の発達障害

福祉ネットワーク
「シリーズ 大人の発達障害」

・教育テレビ 4月4日(月)~7日(木)午後8時~8時29分
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/

4月2日は、国連の定める「自閉症啓発デー」。そして4月2日~8日は、日本の「発達障害啓発週間」にあたる。福祉ネットワークでは、近年新たな課題として浮かび上がってきた「大人の発達障害」について、4回シリーズでお伝えする。
発達障害をどのように理解するか、社会で力を発揮するためにどんな支援が必要かを考えます。
日本の当事者・家族・関係者のみなさんからの質問も募集していますので、ぜひお寄せください!

2011年4月4日(月) 再放送:4月11日(月)
シリーズ 大人の発達障害(1)
「自閉症を生きる-テンプル・グランディン-」
1日目は、世界的に著名な発達障害者の1人、コロラド州立大学教授のテンプル・グランディンさんの半生を紹介する。4歳まで言葉を全く話さず、自閉症と診断されたテンプルさん。学校の教師や職場の仲間の支援を受けながら、社会的に自立し、今や北米で最も有名な畜産施設の設計者として活躍。障害のある人たちに、勇気と希望を与え続けている。数々の困難を乗り越えながら、自分の可能性を切り開いたテンプル・グランディンさんの姿を通じて、発達障害とは何か、障害のある人が社会で力を発揮するには何が必要なのかを考えていく。

2011年4月5日(火) 再放送:4月12日(火)
シリーズ 大人の発達障害(2)「漂流する若者たち」
2日目は、日本の現状についてのリポート。近年、各都道府県にある「発達障害支援センター」では成人からの相談が増え続け、この5年でおよそ5倍に急増。人間関係や就労に悩む発達障害の人たちの切実な声が寄せられている。「人とは何かが違う」と感じながら、周りに理解されず悩み続けてきた女性。職場の人間関係につまづき、うつ病に苦しんできた男性。発達障害への理解の不足から、「生きづらさ」を抱え行き場を失う日本の若者たちの現状を伝え、その背景をさぐる。

2011年4月6日(水) 再放送:4月13日(水)
シリーズ 大人の発達障害(3)「"違う"を認める」
3日目は、各地で始まりつつある支援の動き、就労の試みについてお伝えする。
大阪府では、当事者同士の支え合いに注目し、「ピア(仲間)ワークサポート事業」をスタートさせた。発達障害のある人が、当事者の悩みを聴きながら、就労や生活再建のための支援を行い、成果を上げている。一方、都内の企業では、障害のある人の特性に合わせた働き方を模索し、能力をひきだす取り組みを進めている。発達障害のある人たちが社会で力を発揮していくにはどのような支援が必要かを考えていく。

2011年4月7日(木) 再放送:4月14日(木)
シリーズ 大人の発達障害(4)「とことん語ろう!」
シリーズ最終日は、番組に寄せられた切実な悩みや疑問を紹介。テンプル・グランディンさんを初め、ベストセラー作家の市川拓司さんなど、発達障害の当事者や専門家が、皆さんの声にとことん答えていく。
精神疾患の社会負担11兆...過剰な投薬も影響?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110331-OYT1T00608.htm

 精神疾患のために生じる医療費や労働力損失などの社会的コストが、年間11兆円に上ることが、順天堂大学などの調査で分かった。

 過剰な投薬など不適切な治療で病気が長引く患者も多く、コストを押し上げているとみられる。東日本巨大地震の影響でうつ病やストレス性疾患を患う人の増加が懸念されており、患者への早期で適切なケアはもちろん、精神医療のあり方も見直しが求められそうだ。

 調査は、同大医学部の横山和仁教授(衛生学)らが、厚生労働省の補助事業として実施。2008年度の統計資料などから〈1〉医療費の総額〈2〉うつ病で仕事が手に着かないなどの生産性低下による損失額〈3〉介護する家族の労働コスト――などを推計して合計。年間の社会的コストを最大で11兆3756億円と算出した。病気別の医療費で一番多かったのが幻覚や妄想が起きる統合失調症で1兆980億円。約80万人の患者がいるとされ、長期入院の人が多い。うつ病などの気分障害が、3101億円で続いた。
(2011年3月31日14時36分  読売新聞)

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