ヤマアラシのジレンマ

Das Dilemma der Stachelschweine - 「心の家路」のブログ

セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミン

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
サインバルタのセロトニン、ノルアドレナリン取り込み阻害比

http://ameblo.jp/kyupin/entry-11043963220.html

このブログをずっと読んでいる人ならわかるが、最近読み始めた読者の方は、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンと言われても、ピンと来ないと思われる。下の表を目安にしてほしい。

セロトニンの低下が最も関与する臨床所見
緊張、焦燥。

ノルアドレナリンの低下が最も関与する臨床所見
意欲の低下
興味の喪失

ドパミンの低下が最も関与する臨床所見
楽しみの喪失

セロトニン・ノルアドレナリンの低下が関与する臨床所見
不安

セロトニン・ドパミンの低下が関与する臨床所見
食欲・性欲の低下

ノルアドレナリン・ドパミンの低下が関与する臨床所見
活動性の低下

この表を見ると、ジェイゾロフト、サインバルタ、ブプロピオンはうつ状態のどのような所見を改善するのかがイメージできる。各薬物のテーマの記事も参考にしてほしい。

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