ヤマアラシのジレンマ

Das Dilemma der Stachelschweine - 「心の家路」のブログ

「依存症からの脱却」テーマにセミナー 長野

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「依存症からの脱却」テーマにセミナー 長野
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110920/ngn11092002010000-n1.htm魚拓
2011.9.20 02:01

 「第2回信州アディクションセミナー」が25日午前10時から松本市のあがたの森文化会館で開かれる。アルコール、薬物、ギャンブル、過食、性依存、引きこもりなどの問題に悩んだ経験を持つ自助グループのメンバーが一堂に集まってそれぞれの問題解決に至るまでの経験を分かち合うのが目的だ。依存症の専門家である国立精神・神経医療研究センターに勤務する松本俊彦氏が「若者の飲酒の背景にあるもの~『故意に自分の健康を害する』症候群~」をテーマに講演する。

 このほか、自助グループによる体験発表会なども行われる。入場は無料。問い合わせ先は「信州アディクションセミナー実行委員会事務局」

避難所への支援物資にアルコールを入れないで

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国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 自殺予防総合対策センター
被災地支援に行かれる方へ
避難所への支援物資にアルコールを入れないで
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/hisaichisien.html

 東北関東大震災から1ヶ月がすぎました。交通機関の回復とともに、支援物資を携えて被災地入りの準備を進めている方も少なくないでしょう。しかし、被災地に出発する前にもう一度だけ、支援物資の内容を見直して欲しいのです。支援物資のなかに、アルコール飲料は含まれていないでしょうか?

 平成7年の阪神淡路大震災の際、全国から避難所に届けられた救援物資のなかには、相当量のアルコール飲料が含まれていたといわれています。確かに日本人の感覚では、お見舞いのための「一升瓶」は、ごく自然な発想かもしれません。

 しかしその結果、震災後1ヶ月以降より、避難所の被災者のあいだでは、酩酊での口論や暴力といった人間関係のトラブルが目立つようになり、さらに時間が経過すると、アルコール性の内科疾患やアルコール依存症が増えていきました。また、震災後、孤独死した高齢者の多くが、生前、避難所で増えた飲酒量が減らないまま、仮設住宅にこもってアルコールで寂しさを紛らわせていた方であったといわれています。

 私たちは、阪神淡路大震災の教訓を無駄にしてはならないと思います。現在、避難所にいる被災者の方々もまた、まちがいなく、不安と喪失感を抱えながら我慢の多い生活を強いられているはずです。疲労も限界に達していることでしょう。このような状況での飲酒はとても危険です。ふだんよりも飲酒量が多くなりがちですし、比較的少量でも悪酔いし、人間関係のトラブルを引き起すことがあります。避難所は静かで落ち着いているように見えたとしても、それぞれの方がストレスをかかえて過ごしている場所です。そのような環境では、アルコールが思わぬ「爆発」を引き起しかねない危険物となりうることを忘れてはなりません。

 私たちは決して、「被災者はアルコールを飲むな」といっているのではありません。ただ、これから支援に行かれる方にお願いしたいのです。「避難所への支援物資にアルコールを入れないで下さい」。

ギャンブル依存 発達障害がある場合も

ギャンブル依存 発達障害がある場合も
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2011021002000055.html魚拓

 「ギャンブルにのめり込んでいる人の中には、発達障害の人がかなりいる」。こんな見方が、ギャンブル依存者の回復を支援する専門家の間で認識され始めた。入所型の回復施設「NPO法人ワンデーポート」(横浜市瀬谷区)は、発達障害がある人に合わせた回復プログラムを実施し、成果を上げている。 (白井康彦)

 「発達障害の知識を持たずに運営したのは間違いだった」。ワンデーポート施設長の中村努さんは、一月中旬、広島市で開いたシンポジウム「依存問題を発達障害から考える」で率直に反省の言葉を述べた。

 ワンデーポートの設立は二〇〇〇年。開設後四年ほどは、入所者全員を「依存症」として支援してきた。その後、「発達障害がある人がギャンブルにはまっている場合、依存症という概念で考えない方がいいと分かってきた」という。

 病的なギャンブル依存者の多くは、パチンコや競馬などのギャンブルに金をつぎこみ、家族が借金を肩代わりしても、またギャンブルにのめり込んで借金を膨らませる。やめたくてもやめられず、本人が犯罪に走ったり、家族が崩壊したりする例も少なくない。

 アルコール、薬物などの依存症の人の回復に向けては、当事者たちによる定期的なミーティングがよく実践される。仲間の体験談を聞く中で、自らの行動を反省し、ブレーキを利かせる試みだ。ギャンブル依存にも、定期的なミーティングに取り組む「GA」と呼ばれる団体が各地にあり、ワンデーポートも、ミーティングを回復プログラムの柱に据えてきた。

 そうした中、中村さんが気づいたのが、想定外の反応を示すギャンブル依存者の存在。「通常のミーティングに繰り返し参加しても変化がなく、のほほんとした印象の人たちがいる」

 神奈川県の三十代男性Aさんもこのタイプだ。小学生のときから一つのことにこだわる傾向が強く、同じものばかり食べたり、ゲームに異常に熱中したり。忘れ物が多く、整理整頓も苦手だった。高校二年のとき、パチンコに熱中。大学卒業後、就職したものの、スロットにはまって借金をつくり、退社した。

 その後は仕事をせず、スロットで勝つことに集中。それなりの収入になる時期もあったが、結局、借金が膨らみ、病院で「広汎性発達障害」と診断された。〇八年六月から約一年間、ワンデーポートに入所。発達障害の人を対象にしたミーティングに参加した。

 ワンデーポートは、社会性やコミュニケーション能力が乏しい発達障害の人も回復できるようにと、〇八年から、従来のミーティングのほかに、発達障害の人向けのミーティングを定期的に開いている。発達障害の人だけが集まり、その人なりのペースで自分と向き合える。Aさんはその後も、ミーティングに通い、今は平穏な生活だ。

 さいたま市の浦和まはろ相談室代表で、精神保健福祉士の高沢和彦さんは「発達障害があって、自立した社会生活を営みにくい人が、ゲームに熱中するような感じで、パチンコやスロットにはまるケースが多いのではないか」と推測。その上で、一般的なミーティングに参加しても「他者の話を聞いて共感するといった力がないので効果が出にくい。他の参加者から『やる気がない』などとみられやすい」と説明する。

 中村さんや高沢さんは、発達障害があるギャンブル依存者には、独自の回復プログラムが必要だとして、「自分たちが気づいたことを少しでも伝えていきたい」としている。

◆各地でシンポ 

 ワンデーポートは、13日午前10時15分~午後4時、横浜市瀬谷区二ツ橋町の瀬谷公会堂で10周年フォーラムを開く。無料。20日午前10時~午後4時には、富山市安住町のサンシップとやまで、発達障害とギャンブル依存をテーマにしたシンポジウムを開く。参加費2000円。問い合わせはワンデーポート=電045(303)2621=へ。

6/13 AA広報の映像試写会

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AA広報の映像試写会

マスメディア向け広報フォーラム準備実行委員会
参加メンバー募集中!

今回はAA広報の映像試写会を行います。興味のある仲間はぜひご参加を!!
放映作品は「ホープ」「アメリカのAAのCM」の予定(30分程度)

日時:6月13日(日)17:00~19:00  
場所:南大塚地域文化創造館

※なお、7月の開催は 7月25日(日)です