アルコール依存症という病気(目次)
アルコール依存症(alcoholism)とはどんな病気なのでしょうか?
それを語るために僕が持っている「資格」といえば、その病気の患者であることしかありません。ここにはただ僕の説明を並べるだけより、もっと信頼できる何かが必要だと思いました。
そこで、『アルコホーリクス・アノニマス』注1)という本から文章を引用することにしました。この本は1939年に初版が発行されて以来、世界中で多くのアルコール依存症患者の回復を手助けしてきました。ここでは、この本からの引用に僕なりの解釈を加えることで、アルコール依存症とはどんな病気なのか、説明をしてみたいと思います。
- 飲酒のコントロールを失う病気
- 失ったコントロールは取り戻せない
- 進行性で死に至る病気
- アルコール依存症は身体の病気
- 唯一の解決法。それは断酒
- 断酒ができない精神の病気
- 否認の病気
- 解決はある
- 早ければ早いほど良い
- あなたにしか決められない
- 大切な注意書き
このページが、少しでも依存症に対する理解の助けになれば幸いです。
注1)
Alcoholics Anonymous を日本語に直すとするならば「無名のアルコホーリクたち」でしょうか。しかし日本語に訳さずにカタカナのまま『アルコホーリクス・アノニマス』という書名のまま出版されています。この本の名前がアルコホーリクス・アノニマス(AA)という共同体の名前にもなっています。
AAではこの本は、共同体の名前と区別するために「ビッグ・ブック」(The Big Book)という愛称で呼ばれます。これは最初に印刷したときに、安い厚い紙を使ったせいで、「分厚い本(big book)」ができあがったことに由来しています。
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注2)
文中の「アルコホリズム」(alcohoism)という言葉は、アルコール依存症・アルコール症・アルコール中毒症などという日本語にあたります。「アルコホーリク」(alcoholic)という言葉は、アルコール依存症者・アルコール症者・アルコール中毒者という意味になります。日本語では決まった訳語がないため、AAではカタカナのまま利用しています。