======Alcoholismus Chronicus====== |原著|//Alcoholismus Chronicus//|| |副題| || |原著者|Magnus Huss|{{:books:alcoholismuschronicus.jpg?nolink|}}| |出版年|1852|:::| |ISBN| |:::| |出版社| |:::| |備考| |:::| ====解説==== マグヌス・フス(Magnus Huss, 1807-1890) --- [[https://sv.wikipedia.org/wiki/Magnus_Huss_(medicinare)|スウェーデン語版Wikipedia]]\\ 以前は[[https://books.google.co.jp/books/about/Magnus_Huss_Alkoholismus_Chronicus_1849.html?id=IS9xNwAACAAJ|Googleブックス]]で内容がプレビューできたが、その後できなくなってしまった。\\ Internet Archive (archive.org)で見ることができる。\\ https://archive.org/details/chronischealkoho00huss\\ https://archive.org/details/chronischealkoh00buscgoog\\ 当時の英語での紹介がNIHのサイトに掲載されている。\\ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5183692/
 一八四九年に彼が最初の本をスウェーデン語で書いたことは、あまり注目されていない。ラテン語はスウェーデンで少しずつ学術用語として用いられなくなってきていた。しかし、彼はドイツ語で書くこともできたのである。十九世紀のスウェーデンは、経済的にも文化的にも、北ヨーロッパの大国であるドイツと緊密に結びついていた。彼が研究のため旅行したときも、フランスでよりもドイツで長く過ごした。もしドイツ語を選んだら、彼は直ちに国際的に読者を獲得したことだろう。フスがスウェーデン語を選んだのは,社会のすべての階層に読んで貰いたかったからである。スウェーデンの民衆、スウェーデン王朝下にあったノルウェーの民衆、そしてスウェーデン語が教養語となっていたフィンランドの民衆のために、彼は啓蒙的な著作を書いた。学問を積んだことによって神から託された使命を、彼は隣人たちに行なったのである。  一八四九年の著作が、外国の医学書の翻訳を専門にしていたブレーメンのある医師の注意を惹いた。彼はフスに連絡を取り、二人で共同して初版以降にフスが観察した症例を加えた改訂増補第二版を出版した。そして一八五二年にライプツィヒとストックホルムで、この著作のドイツ語版が同時出版され、ヨーロッパ中で評判になった。 --- スールニア ((ジャン=シャルル・スールニア(本多文彦訳)[[books:histoire_de_lalcoolisme|『アルコール中毒の歴史』]], 法政大学出版局, 1996, [[amazon.af>2r093bn|amazon.jp]], p.81-83)),