心の家路

5つの短い章からなる自叙伝
AUTOBIOGRAPHY IN FIVE SHORT CHAPTERS

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2007/10/28 

AUTOBIOGRAPHY IN FIVE SHORT CHAPTERS

5つの短い章からなる自叙伝

CHAPTER ONE
第1章

I walk down the street.
私は通りを歩く。

There is a deep hole in the sidewalk.
歩道に深い穴がある。

I fall in.
私は落っこちる。

I am lost ... I am helpless.
私はどうしたらいいのかわからない、・・・どうしようもない。

It isn't my fault.
これは私の間違いじゃない。

It takes me forever to find a way out.
出方がわかるまでものすごく時間がかかる。

CHAPTER TWO
第2章

I walk down the same street.
私は同じ通りを歩く。

There is a deep hole in the sidewalk.
歩道に深い穴がある。

I pretend I don't see it.
私はそれを見ないふりをして、

I fall in again.
またまた落っこちる。

I can't believe I am in the same place.
また同じ場所にいるのが信じられない。

But, it isn't my fault.
でも、これは私の間違いじゃない。

It still takes a long time to get out.
やはり出るのにずいぶん時間がかかる。

CHAPTER THREE
第3章

I walk down the same street.
私は同じ通りを歩く。

There is a deep hole in the sidewalk.
歩道に深い穴がある。

I see it is there.
それがあるのが見える。

I still fall in ... it's a habit ... but,
それでも私は落っこちる、・・・これは私の習癖(くせ)だ。

my eyes are open.
私の目は開いている。

I know where I am.
自分がどこにいるのかわかる。

It is my fault.
これは私のしたことだ。

I get out immediately.
すぐそこからでる。

CHAPTER FOUR
第4章

I walk down the same street.
私は同じ通りを歩く。

There is a deep hole in the sidewalk.
歩道に深い穴がある。

I walk around it.
私はそれを避(よ)けて通る。

CHAPTER FIVE
第5章

I walk down another street.
私は別の通りを歩く。

From "There's a hole in my sidewalk: the romance of self-discovery" by Portia Nelson
作/ポーシャ・ネルソン 訳/深沢道子


ポーシャ・ネルソン(1920-2001)は多彩な女性だったようです。まずは女優として『サウンド・オブ・ミュージック』ほか数々の映画に出演し、テレビ番組でも長年レギュラーを努めていました。同時に作家、作詞・作曲家、絵描き、写真家でもありました。『Fly Me to the Moon』を歌った歌手でもあります(某アニメのエンディング曲にも使われた)。

書籍『私の歩く道には深い穴がある』は1977年に出版され、ポーシャ自身の作詞・作曲・振付けによるミュージカルとしてマンハッタンで上演されました。1988年に再版され、人気を博しますが、入手困難にもなり、冒頭の詩『5つの短い章からなる自叙伝』のみが世界中に広く広がっていくことになりました。

現在、この詩は主に交流分析(TA)をやる人たちに特に好まれているらしく、ネットで検索すると、やはり深沢道子という交流分析の方の手による翻訳が主に見つかります。それをそのまま使わせて頂きました。